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zoom RSS アリとキリギリス

<<   作成日時 : 2008/08/29 21:38   >>

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 若者がモノを買わない理由-「インターネット依存」、「低い上昇志向」というエントリを読んで。

 元となったスレでもリサーチに否定的な意見が相次いでいるが、これは正常な反応だと思う。M1・F1総研とやらの分析には、そもそも「消費=善」とするような前提があるようで気持ち悪い。バブルを体験したオッサン・オバハンの価値観の押し付けが鼻につくというか。
 勿論、景気回復のためには国民の消費を刺激することが必要なのは明らかだ。ただ、一方で、今の若年層に無駄なものを買うという余裕も意識が無いのも明らかだろう。景気は回復したと言っても労働者の賃金には反映されず、雇用はますます不安定化し、年金への信頼は揺らぐばかり。こうした中で、なるべく無駄な出費を抑え、将来に備えて蓄えるというのは当然の自衛行為じゃないか。逆に、先のことを考えずに、あればあるだけ使う、それどころか、無くても他から借りて使うという連中は、将来生活保護受給者や自己破産者という名のお荷物になるおそれが高い。

 さて、記事の中で、特に気になったのはこの部分。

 
低い上昇志向→上昇志向を持たないM1、F1は、いいモノを欲しいという欲求が低い。したがって消費力は低い。


 いいモノ(例えばブランド品?)を、実際に成功した層が求めるというのは分かるが、上昇志向のある人間がこれを求めるというのは分からない。モノを持つことによって相対的な自分の地位が上がるとでもいうのだろうか。まるで、生活費を切り詰めてエルメスのバッグを買うみっともない中下層が、売る側にとっては望ましい消費者の形とでも言っているかのようだ。

 多分、今の若年層は売る側の考えるよりもはるかにしたたかな消費行動をとっている。CMや雑誌に煽られるままに車だ、グルメだ、ファッションだ、旅行だと散財するのはそれこそ情報弱者たるスイーツ(笑)くらいのものじゃないか。欲しいものがあったら既存メディアの報道よりもネット上の口コミをチェックし、そして同じくネット上で最安値を調べて熟考した上で、本当に必要なものを選ぶ。これは、賢い消費者としてはあるべき姿であって、非難される謂れはない。そもそも、大量生産・大量消費の社会が今後とも成り行くと考える人は少ないはずだ。そうした点からも、元記事にはキリギリスがアリに説教するような滑稽さが感じられてならない。

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