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<<   作成日時 : 2010/10/31 22:21  

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 6

 今日は、明日提出しなければならない準備書面があったので、午前中は事務所行って起案。思ってたよりさくっと終わったため、日本橋に出てe-maidでランチを食べた。珍しく休日出勤なんかやったので、いつもよりいいもの食ってやったぜ(1300円のドリアセット)。
 その後、アニメイトへ行って『空の下屋根の中』の2巻を探したのだが、見当たらず(´・ω・`)ショボーン。雨も降ってるし帰るかーと思ってふと目に止まったのが、およそネットで良い評価を見たことがない例の系列の画廊である。
 実は和泉さん、先週入った法律相談で消費者被害の案件やることになって、日弁連発行の「消費者法講義」なんかを今しこしこと読んでるんだよね。それで、アキバやポンバシに通うヲタにとって一番身近な消費者問題ってやっぱこの系列の店だよなあと思って、生まれて初めてエウリアンの巣に突入したわけだ。
 そしたらまずは、いきなり「アンケート書け」と来た。どこまで書かせるのか興味がわいたが、性別・年齢・職業・好きなイラストレーターしかなかったので、まあ、こんなものかと。ちなみに、職業は「専門職」という項目がなかったので、「自営業」に丸付けといた。
 で、後は、ゆっくりと絵を見れるのかなあとも思ったのだが、やはりそうはいかず、アンケートを書かせたお姉さんがぴったりと付いてくる。どうやら「好きなイラストレーター」を書かせるのが味噌だったようで、やたらその話を振ってくるのである。俺は何も考えず、ぱっと眼についたTo○y先生に丸付けたが、正直、画力の割にまともなゲームの仕事が回ってこない人・コミケで凄い行列が出来るサークルの人という程度の知識しかない。それなのに、お姉さんは、俺がT○ny先生の信者であることを前提に話を勧めてくる。
お姉さん「どこでTon○先生をお知りになったんですか?」
俺「はあ、『そらのいろみずのいろ』(未プレイ)で…」
お姉さん「(顔を輝かせて)じゃあ、もうずっとファンなんですね!イベントで同人誌なんかも買われるんですか?」
俺「いやー、なかなか行列がすごくて、買えないですね…」
お姉さん「あー、すごいプレミアついた本とかありますもんね。ところで、「『シャイニング・ティアーズ』や『シャイニング・ウィンド』なんかもプレイされたんですか?」
俺「はあ、まあ…(本当はシャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンドのアニメしか見ていない)」
お姉さん「でも、○ony先生は、美少女ゲーム系の方が、本来の画風が出ていて私は好きなんですよね」



 認めよう、俺は今日まで、エウリアンがここまでの知識を有しているとは思っていなかった。その意味では、少し見くびっていたのかもしれない。
 しかし、際限なく続く質問攻勢に、そろそろうんざりしてきたのも事実である。どれくらいの頻度で日本橋に来るのか、今日は何をしに来たのか、この店のことはどこで知ったのか、どこに住んでるのか、交通手段は何か等々、なんで俺は休日に、初対面のお姉さんに職質もどきを受けなければいけないのか。それより家に帰ってちょっとでもシュタインズ・ゲートを進めたい…と思っていたところに、この質問が来た。
お姉さん「ところで、自営業ってどんなお仕事されてるんですか?」
俺「弁護士です。ここのお店は、消費者被害で色々な噂を聞くので、ちょっと拝見に来ました。」
 その時のお姉さんの顔ほど、「鳩が豆鉄砲を食ったような顔」という言葉のピッタリくる顔を、俺は見たことがない。お姉さんは「そ、そそそうですか。では当店の事情も色々とご存じなんですね。」と聞いてもいないことをしゃべり、「で、では、ごゆっくりご観覧ください。このような売り場となっていますので」と即座に奥に引っ込んでしまった。
 その後はゆっくりと店内を見て回ることが出来たのだが、少し驚かせすぎたかなあと反省。が、売り場の責任者らしいおっさんがやって来て、「弁護士が調査に来てるって?」と俺のすぐ傍で店員に聞いて回っていたのは、申し訳ないが、ちょっと笑った。まあ、パーカーにカーゴパンツ、汚いリュック背負ってるおっさんが弁護士とは普通は思わんわなw。

 それにしても、今回店内を見て思ったのは、価格設定の巧妙さである。多くの絵について、25万円〜35万円という価格帯が設定されていた。仮に店員の強引な勧誘に抗しきれず、絵を買ってしまったが、後悔して弁護士に相談するという事態を考えてみよう。
 このとき、内容証明を一本書くだけなら、おおむね5万円で受けることができる。しかし、交渉事件として受任する場合、うちの事務所なら20万円を頂く。多少の多寡はあっても、多分これは相場ではないかと思う。
 すなわち、結局、購入者としては20万円の出費が見込まれるわけだ。それでこちらの言い分が通らないというリスクを考慮すると、25万円〜35万円という値段は、泣き寝入りという選択をするのもやむを得ない額と言えるかもしれない。
 とはいえ、クーリング・オフなどは書面一本で済むし、手ごろな弁護士費用で解決できる場合も少なくないだろう。弁護士費用と言うのは融通が利くことも多いから、消費者問題に熱心に取り組む先生なら、上に挙げた費用ももう少しまけてくれるかもしれない。ということで、エウリアンの被害にあってしまった方は、とりあえず弁護士に相談してみることをお勧めします。すくなくとも、奴らのように契約をとるまで帰さないということは絶対にありませんからw

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コメント(6件)

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契約しないで帰っていただくのが大変なことも・・・

この件は,なんとなく遠山の金さんぽくカコヨク収まってるけど,怖い人出てきちゃうこともあるから,気をつけて。
あと,相手にもよるけど,あんまり資格や権威を振りかざすとカコワルイよ。
もっとも,60期以降の弁はもう権威ないけどな。
旧型
2010/11/01 18:46
コメント、ありがとうございます。
消費者問題で相手方になるのは、基本的にその筋に近い人なんだろうなあと思っていますが(うちが受任した事件は完全にそうです)、気をつけます。
資格や権威を振りかざす気はないですけど、やっぱりあると話が早いという点はあって、それに頼るのは良くないよなあとは思いました。ご指摘、ありがとうございます。

契約しないで帰っていただくのが大変だというのは、何ともうらやましい話ですね…。
うちは、ボスが「無理筋だろ」と思う事件もぽいぽい受けて、それを僕に丸投げされるので少しずつHPが削られてる感じです。
和泉
2010/11/01 21:20
おいら、去年の今頃は、毎日吐きそうになってました。
旧型
2010/11/01 23:20
一年たった今では、当時とは違った景色を見ていられるのでしょうか。
和泉
2010/11/02 21:34
おつです
自分も一度、試しに入ってみましたが、なかなか抜け出すのめんどくさいですよね。自分のときのやりとりはこんな感じです。

「○○先生の原画をシルクスクリーンで再現して・・・」「ということは原画ではなく、あくまでも複製なんですね」
「はい、ですが後々まで大切にしていただければ・・・」「確かに、最近はシルクスクリーン印刷の精度も上がってきたので、ぞんざいに壁に掛けておいても長持ちするとは思います」
「お値段に見合った価値があるかと・・・」「そうですね。印刷コストだけならこのサイズなら1枚あたり数千円ですし、残りの部分で先生の次の活動に繋がるのであれば、もちろん価値あるかと思います。」

という流れで無事、終了。原画師を貶すつもりはあまりありませんが、当然ながら、作家側にも比較的、割のいい商売のようですね。

ちなみにお買い上げされた武勇伝を披露する人の話をかつて聞いたことがありますが、周囲から総攻撃を受けると最終的に「俺はこの作品(作家さんが)が好きだからこれでいい」と出てくるんですよねw まぁそれじゃあしょうがないww
てつてつ
2010/11/04 22:42
コメントありがとうございます。
作家としては、短期的には収益があるかもしれませんが、長期的に見るとあの会社とつるんでいたということで、イメージダウンは必至かと思います。作家ではないですが、某大天使な声優さんは、あの会社と関係があったために大分叩かれましたよね。
まあ、武勇伝を語る人は、ご自身がそれで満足されているなら結構かとw
A○BのCDを100枚単位で買ってご満悦な方と同じ構図ですかねww
和泉
2010/11/05 23:17

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